The Inaugural Congress, International Academy of Sportology を2011年3月5日に東京で開催いたしましたが、500名以上の参加者を得て成功裏に終えることができました。サマリーはホームページhttp://www.international-academy-of-sportology.jp/index_en.html)でご覧いただけます。さらに全発表をまとめたすばらしい単行本を発行することができました。
その直後の大震災後、被害と原発事故で喪失感と不安が漂う日本に大きな感動と希望を広げたのは、"なでしこジャパン"の活躍でした。並みいる強豪を相手に、体格には決して恵まれていない日本女子チームが優勝し、「スポーツには、する人だけではなく、観戦する人のこころと意欲にも影響を及ぼす確かな力がある」ことが実証されたと思います。なぜヒトはスポーツに熱中するのか? 脳の活性化にどのように作用するのか? この機序の解明もスポートロジーのテーマの一つであり、大いに期待しております。
"Sportology"は、単なる"スポーツ医科学"ではなく、身体活動をキーワードとして関連するさまざまな専門分野の深化と統合を目指す新たな学問領域、と定義しました。哲学も含め、脳科学など種々の基礎・臨床医学などの最新科学を有機的にブレンドし、疾病の発症予防や治療など、新規の academic background を形成することを目指しております。
「世界中の人々が真に健康に過ごすために何をすべきか」を考える学問体系であるスポートロジーの研究成果が、この数年、とくに医学の分野で次々と発表されております。そこで、2nd Congress, International Academy of Sportology を2015年9月12日に開催する運びになりました。是非ご参加、ご発表していただきたく、お願い申し上げます。会告、プログラムなどは本ホームページを介して刻々とお伝えいたします。会員のみならず、周りの先生方にも、まず会員になり(年会費、入会費などは無料)、情報を共有していただくことをお勧めいただければと存じます。
2015 年4 月吉日
順天堂大学順天堂大学大学院医学研究科(文科省事業)スポートロジーセンターセンター長
第2回国際スポートロジー学会学術集会会長